オペラ 金閣寺♪

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 12月6日(日)に県民ホールにおいて「オペラ 金閣寺♪」が公演され観てきました。三島由紀夫原作の作品で作曲 黛敏郎というコンビの作品で、初演がドイツだったということでセリフや歌はすべてドイツ語でしたが、舞台袖に日本語訳が字幕として出ていたので、オペラの流れはよく分かりました。ステージの下が下がっていてそこがオーケストラボックスになっていました。したがって席の前列は後方に移動していました。私の席は前から5列目で中央寄りだったのでよく観ることが出来ました。なおオペラグラフも持っていたので表情などもよく観ることが出来ました。
 金閣寺の修行僧が金閣寺を燃やしたという実話を元に三島由紀夫が作品にして、さらにそれを演出家が脚色してこの舞台になったとのことだった。原作では、主人公の溝口は吃音だったとのことだったが、舞台では右手に障碍をもっている演出になっていました。
 驚いたのは、母親が子供の頃に不倫している場面があり、実際に上半身を露わにして胸が丸見えになったことです。役者はこれだけの会場の中でも裸になれるんだとプロ意識に感動しました。
 臨済録の中にある言葉とのことですが、『仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し』という言葉が何回が出てきましたが、その言葉のように悩みに悩んだ末、金閣寺に火を放って滅ぼそうとするまでの心理的経過がドラマチックに描かれていました。
 最初から金閣寺が舞台の中央に存在して、最後どのようにして燃える場面を演出するのか楽しみにしていましたが、金閣寺の中からの燃える様子を照明で表現して天井から火の粉が止めどなく落ちてゆく様子で表現していました。
オペラが舞台芸術とオーケストラと合唱による音楽芸術の合体した総合芸術だということが、よくわかりました。
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 たくさんのお坊さんが出てきたり、娼婦たちがたくさん傘を持って登場したりしてその人数の多さに圧倒されましたが、それらの衣装を用意するだけでも莫大な予算が必要だったろうと、余計な心配もしました。これだけの人数を必要としてスタッフもたくさんいて、それぞれの役割を果たしてプロの演劇のものすごさを感じました。チケットが一万円するのも仕方ないと思いました。
 来年の2月に「夕鶴」のオペラが上演されるというので、早速チケットを申し込みました。いろいろな舞台を観るとそれぞれに魅力があり病み付きになりそうです。
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 県民ホールに行く前に海岸通りの道の両側にイチョウの木が黄葉して並んでいて、あまりの美しさに道を渡る時に写真を撮りました。

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