映画 銀の匙

3月20日(木)TOHOシネマで「銀の匙(シルバースプーン)」という映画を観てきました。銀の匙とは、赤ちゃんが誕生したときのお祝いに銀のスプーンを贈る、という風習があるそうです。 これは、「魔除け」の意味と、「一生食べ物に困らないように(=経済的に困らないように)」という願いを表しているとのことだそうで、この映画は「食」について考えさせられる映画で、なるほどなと納得しました。
若い人に観てもらいたい映画と映画評に書かれていましたが、若者がいろいろな体験をする中で、人間として成長していく物語で、青春映画の王道を行く映画だと思いました。
家から離れたいという一心で全寮制の農業高校に進学した八軒君でしたが、牛や豚や鶏などの家畜の世話をする中で、ペットとしてではなく経済動物として育てていく厳しさを体験し、酪農農家が生き残っていくことの現実の厳しさを知っていくのです。そして可愛がっていた子豚が半年で大きくなり、その肉を燻製にして食べたときの美味しさや搾りたての牛乳の美味しさに目覚めたりしながら、酪農の楽しさも知っていきます。
馬術部対抗のばん馬レースは圧巻でした。たくましい馬が重たい荷物を引いて小山に上っていく力強さの迫力は感動的でした。
豚のと畜の場面も出てきましたが、いのちをいただいているという現実を知るいい機会だったと思います。ただ美味しいというグルメ番組の感覚だけでなく、私たちは動物のいのちをいただいて肉を食べているんだという現実を知り、食肉に対して感謝の気持ちをもって食べなければならないと改めて感じました。

"映画 銀の匙" へのコメントを書く