ドナルド・キーン 講演会

1月11日(土)に東洋大学の井上円了ホールにおいて、ドナルド・キーン氏の『古典文学の未来』という講演を聴いてきた。ドナルド・キーン氏は、アメリカ生まれの日本文学研究者で、日本の古典文学の造詣が深い方である。
太平洋戦争の時に、海軍の日本語学校に入学して日本語を学び、戦争中は日本人の尋問の任務をしていたという。終戦後も日本語の勉強がしたくて京都大学大学院に入学して日本文学の研究をしたという。東日本大震災の後、日本国籍を取得したことでも話題になった。
最初、柏崎にある「ドナルド・キーンセンター」所蔵のビデオを見た。今までの経歴や知人のメッセージを聴いた。瀬戸内寂聴さんとも仲が良くて、寂聴さんと同じ歳とのことだった。
実際に演壇に登場したドナルド・キーンさんは、小柄な方で90歳を超えているとのことで、背中が丸くなって椅子に座って原稿読むという形で講演を行った。
現在の日本では、国文学の人気がなくて、学ぶ学生が少なくなっているという話から始まった。私自身文学部・日本文学専攻で学んでいるので、日本文学の面白さに興味を持つ学生が少ないということは、とても残念に感じた。高校の時の国文学の教え方が、文法中心で内容の面白さをむ教えていないという話には共感した。入試でも文法や古典をむ読む力を試す問題ばかりなのも原因だと話していた。教師の個人的な個性が興味を引き付けるという話も同感した。
最後に、日本文学を外国人に伝えることが、私の仕事であると結んでいた。
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