講演会 太宰と清張、中島敦と芥川賞 

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 7月13日(土)に神奈川近代文学館において「生誕110年太宰と清張、中島敦と芥川賞」という講演会を聴いてきました。講師は読売新聞編集委員の鵜飼哲夫氏でした。鵜飼氏は読売新聞の文化部記者としてたくさんの作家とのインタビューをしたとのことで、実に文壇の事情を知っておりたくさんの文学作品も読んでいて、私の知らないことも多く話してくれてとても有意義な講演会でした。
 太宰と清張、中島敦が同年生まれで、それぞれの個性で作品を作り活躍したことがよくわかりました。また、芥川賞の歴史や選考の裏話も聞けてとても面白かったです。中島敦は、若くして亡くなったので文壇ではさほど有名ではなかったのですが、芥川賞の候補に挙がっていたことは初めて知りました。太宰治が大変な手紙魔であって、選考委員の丹羽文夫氏や川端康成氏などに長文の手紙を書いていたことが、文章を上達するのに役にたっていたことに感動しました。
 中島敦が横浜の女学校の先生をしていたことは有名な話ですが、文壇とも関わりを持っていたという話は意外な気がしました。松本清張が高等小学校しか出ていなくて、中年になって芥川賞を受賞して文壇にデビューしたという話も面白かったです。

講演会が終わってから、神奈川近代文学館に展示してある資料を見て文学史のいい勉強になりました。江藤淳の特別展も勉強になりました。

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