映画 こんな夜更けにバナナかよ

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 1月12日(土)にチネチッタにおいて「こんな夜更けにバナナかよ」という映画を観てきました。筋ジストロフィー症を患っている鹿野靖明さんをモデルにした実話で、説得力のある内容で暗くなる話を笑いのある内容にしたのは、鹿野さんのキャラクターのおかげで、その役を大泉洋にしたキャスティングは正解だと思いました。
 私は、養護学校の教員時代にたくさんの筋ジストロフィー症の子どもたちと関わってきましたが、明るい性格の子がいて、その子を思い出しながら映画を観ました。
 私の教え子は、全員二十歳前後で亡くなりましたので、鹿野さんが42歳で亡くなったとのことなので、ずいぶん長生きしたんだなと思いました。500人以上のボランティアの人が鹿野さんと関わったとのことですが、鹿野さんの生き方に影響を受けた人はたくさんいたんだろうなと思います。他人の手助けがなければ生きていけない人の不自由さを逆に強みとして生きていったその逞しさに感銘を受けました。
 障害のある人たちとのつきあいは今も続いていますが、本人にもその家族にも障害の現実は重いものがあると思いますが、障害をバネにして生きる鹿野さんの生き方は、たくさんの障害のある人に生きる勇気を与えたことと思います。
 原作者の北海道を拠点として障害者と福祉、地方の問題を追い続ける渡辺一史さんは、鹿野さんを介助したボランティアの人たちの記録を見て、この本を書いたとのことです。その中の一番印象等残ったのが「こんな夜更けにバナナかよ」というつぶやきで、鹿野さんに反発しながらもそのバイタリティーと生きる力に圧倒されてボランティアを続けたといいます。鹿野靖明さんの個性がこの映画の魅力になっていました。

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