講演会 対談:太田弘子・福川伸次

画像
 1月17日(土)に東洋大学の円了ホールにおいて、今年度最後の哲学塾として、太田弘子氏と福川伸次理事長による「日本力の再生と対外発信」というテーマの対談を聞いてきました。太田弘子氏は、現在国立大学法人政策研究大学院大学教授をされているとのことで、昔小泉内閣のブレーンだった人だそうです。福川伸次氏は、東洋大学の理事長をされている方で以前通商産業事務次官をを務めていたとのことです。二人とも経済の専門家なので、経済に関するお話がとても面白かったです。
 まず、「アベノミクス」の評価というお話から始まりました。その中で、人材を育てることの重要性と地域の活性化ということがテーマになりました。地域の人と地域再生のプランナーのプロが連携して地域を活性化していくことが重要という話に納得しました。今取り組んでいる農協の改革やITを活用した農業や漁業の改革の話が興味深かったです。
 これからの日本の課題は、グローバル化と高齢化の問題であると話されていました。太田先生の「日本は危機的状況の時に強くなる」という話が心に残りました。戦後の復興やオイルショックの時に省エネ技術を確立したことや神戸の大震災の後あっという間に復興したことなどを挙げて、危機的状況の中でも整然としていて、暴動が起こることもなく冷静に行動できたことは、日本人の強みだというのです。
 今後の日本の方向性については、ディズニーランドの例を挙げて、アメリカのシステムを利用して日本の細やかなおもてなしの心で一番成功した例だというのです。日本人は大きなシステムを考えることは苦手ですが、運用していく細やかさにたけているので、異文化を取り入れながら日本的なものを取り入れて発展させていくことが大事だというのです。
 日本人はもともと異文化に対する寛容性があるので、異文化を取り入れることは得意だといいます。ただ、最近気になるのは、日本人の寛容性がなくなってきていることだそうです。フーテンの寅さんのように「まあいいじゃないか」とか「それを言っちゃー駄目だよ」のように寛容な大らかさが大切だと言っていました。
「教育」についても、異質な人を入れてお互いに切磋琢磨することによって優れたものにしていくことが大切だと言います。これからは、農業や漁業などの一次産業においても、IT技術を活用して、産業の知的創造力を高めていくことが重要との指摘に納得しました。
 最後に、大臣時代の話の中で、国会におけるヤジの凄さを話されていたのが、興味深かったです。若者に対しては、色々な場を経験することの大切さを話されていました。新しい場で経験することが、人間を高めることにつながるので、勇気を持って新しいことにチャレンジして欲しいとエールを送っていました。
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック