映画 0.5ミリ

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 11月18日(火)にららぽーと横浜内にあるTOHOシネマズで「0.5ミリ」という映画を観てきました。この映画は3時間を超える長い映画でしたが、監督の安藤桃子さんの思いのたくさんつまった映画でした。主演の安藤サクラは妹、義理のお父さんの柄本明や義理のお母さんの角替和枝が出演し、お父さんの奥田瑛士はプロデューサー、お母さんの安藤和津がフードスタイリストとして映画に関わっており、家族総出で作られた映画でした。
 この映画のことを知ったのは、少し前に「徹子の部屋」に安藤桃子と安藤さくらが出演していて、この映画のことを話していたからです。介護の問題を扱った映画ということで、興味を持ちました。
 一番最初のシーンが、痰を吸引している場面で、その後おむつを替えるときにおしっこが出てきてコップに溜めるシーンが出てきました。ヘルパーのサワは、その派遣先の奥さんから「おじいちゃんと一晩一緒に寝てくれ」と頼まれ依頼を受けるのですが、その晩火事になりおじいちゃんは心臓発作で亡くなってしまい、依頼主の奥さんは首つり自殺をしてしまいます。そのことでヘルパーを首になり、放浪の生活が始まります。
 最初のおじいさんは、カラオケとホテルを混同している康夫と出会い一晩カラオケ店で過ごします。最初は嫌がっていた康夫もうちとけてサワに感謝します。別れるときに手に一万円札を握らせお礼にコートをサワにかけてやります。
次は、駐輪場の自転車をパンクさせまくる茂と出会います。茂の家に転がり込んで食事の世話をしてあげます。茂も次第に心がうち解けていきます。康夫も茂も家族はいるのですが、冷たい関係で寂しい思いをしています。家族の愛に飢えていたのだと思います。茂役はあのアホの酒田といわれている酒田利夫が演じていましたが、なかなか味のあるいい演技をしていました。詐欺師に騙されそうなところをサワは助けて、茂は騙されそうになった1000万円の金で老人ホームに入所します。その時に車をサワにあげ、ボンネットには現金の100万円を付けてあげます。
 次に元先生をしていたという義男に万引きの場面で出会い、そのまま義男の家に転がり込みます。義男には寝たきりの奥さんがいて、その奥さんの介護もするようになります。義男は戦争中に海軍にいたそうで、最後にサワへのメッセージとしてテープを渡すのですが、その中で7分間にわたり戦争の無意味さや戦争はしてはいけないという思いを語っています。義男役の津川雅彦が熱演しています。
 最後に、最初の火事を出した家の子どものマコトが一緒に住んでいるお父さんの家に転がり込みます。マコトは男の子のような格好をしていますが、実は女の子だということが明かされます。
 サワがマコトとラーメンを食べながら話す場面がありますが、その中で「今日生まれる子も、明日死ぬじいさんもみんな一緒に生きているんだよ。お互いにちょっとだけ、目に見えないくらいの距離を歩み寄ってさ」と話します。このちょっとの差が0.5ミリだということが明かされます。
 いろんな意味でインパクトのある考えさせられる映画でした。それから、食べる場面がたくさん出てきます。生きるということは、食べることなんだとつくづく思いました。食事と介護と、女性が世話っている仕事の大変さを再認識させられました。

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